トレボルカシスにも含まれているイチョウについて。
そもそもイチョウは、世界でも日本でもよく目にするため、ありふれた樹木と思われがちですが、植物学上珍しい植物です。
イチョウは古代植物の一つで、現生イチョウ属は約1億5千万年前のジュラ紀から白亜紀にかけて、イチョウ類の最も繁栄した時代でした。しかしその後、南半球で絶滅し、北米、ヨーロッパ、日本のイチョウ類も絶滅し、中国南部においてイチョウただ1種だけが生き残りました。
その後イチョウは鎌倉時代以前に中国から日本に伝わったとされ、ヨーロッパへは、18世紀に入って日本より持ち込まれたのが最初と考えられています。その後世界各地へこれらの地域より広められました。
したがって、現在日本をはじめ、世界各地で見られるイチョウは、中国南部原産のイチョウ科イチョウ属biloba種を植樹により広めたもので、すべて同一の植物種なのです。しかし、イチョウは太古の植物形態や性質を今も残していることに変わりは無く、「生きた化石」と呼ぶにふさわしい珍しい植物と言えます。
今では日本全国にありふれたイチョウですが、実は古代の姿を残す珍しい植物でもあるのです。 ichi
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